「錦江湾奥干潟の生き物図鑑」発行のお知らせ(配布終了しました)
なぎさミュージアムの管理を受託しているNPO法人くすの木自然館では、令和5年3月25日に「錦江湾奥干潟の生き物図鑑」を発行しました。
昨年4月から12月にかけて、錦江湾奥の干潟の生物調査をおこない、確認した生物のうち主なもの225種を掲載しています。
錦江湾奥の干潟の豊かな生物相の一部を紹介するものです。
調査はNPO法人くすの木自然館と鹿児島大学総合研究博物館が共同でおこない、一般公募による干潟の調査員と、鹿児島大学魚類分類学研究室学生の皆さまなどのご協力を頂き実施しました。
また鹿児島県漁業協同組合錦海支所の皆さまに姶良市沿岸産の魚介類を多数提供して頂きました。
種の同定は各分野の専門家の方々にご協力頂き、標本は鹿児島大学総合研究博物館に保存されます。
今の錦江湾奥の干潟にすむ生き物たちを知るのに役立つハンドブックになっていますので、ぜひご覧くださいませ。
今回は500冊作成しており、くすの木自然館の実施する干潟の生き物ツアー(要予約・有料)への参加者に補助教材としてお配りします。
また希望される方には、なぎさミュージアムにお越し頂けましたらお渡ししますので、スタッフに声をおかけください。(予定冊数に達しましたら配布を終了いたします)
※6月25日追記:多数の方にご利用いただき、おかげさまでご来館者への配布、ツアー参加者への配布共に予定数に達しましたので、配布を終了いたしました。
カマヒレボラ、サナダユムシ、ムツハアリアケガニなど、これまで錦江湾で標本に基づく記録がなかった生物も、複数見つかりました。
身近にある干潟の豊かさや、その大切さを知っていただければ嬉しいです。
図鑑の発行にはたくさんの方にご指導、ご協力を頂き、まことにありがとうございました。
特別協力:船の科学館「海の学びミュージアムサポート」